お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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『立花隆秘書日記』

 ここ数日、一日のほとんどを眠りに費やして、起きている時間には、水分補給とか摂食とかTVのニュースを観るとかくらいはしているが、特別活動的な事は何もしていない。
そして気がつくとまた、パタリと倒れるようにしてベッドの上で睡眠に入っている。

  生きる意志がないワケじゃないけど。限りなく怠惰。


 さて、今日読んだ本は『立花隆秘書日記』。その名の通り、立花隆の元秘書が書いた日記。
 まぁ、良くも悪くも面白かった。色んな意味でスリリングだった。
色々思った事はあるのだが、 
 「物事には、表もあれば裏もある」
そういうことだと解釈した。
レポートを作るのに、励まされると思って読んだがそうでもなかった。
「ものを書く」なんて結局は、人間のドロドロが詰まっている世界だなぁと思った。
 
 立花隆は、一方では「知の巨人」と讃えられ、重大事件の度にマスコミに注目され、「権威」を持っているが、一方では「専門でもない分野で知ったかぶりをする」と非難される「只のもの書き」でしかなかったりもする。
 この『立花隆秘書日記』も最初は「先生に忠誠を尽くします」という姿勢で始まるのに、最後には横暴とも言える勢いで立花隆を貶める。一冊の本の中でさえ、かつての部下の頭の中でさえ、評価が乱高下している。その辺が「良くも悪くも」「ドロドロ」だ。
 
 立花隆。
 彼はいろんな意味で「真ん中」にいる人なんじゃないかな。
 理系と文系の真ん中。
 権威と草の根の真ん中。
 「真ん中」
 それは夢のある場所、そして、一番中途半端な場所。
 だから見る人に期待をさせる。そして見る人を失望させる。


 「大学に入ったら、覚えた答えを書くような勉強は終わりになるんだ」
 「答えの出ない問題に対処していくのが、大学の勉強だ」



 かつて多くの先生は私にそう言った。でもそんなことはなかった。
 
 医学部の試験はある意味で最高に大変で、ある意味では最高にラクだ。
答案に書くべき答えは、あらかじめ全て決まっている。
覚えて、吐き出すだけの試験。
これを繰り返している限りに於いて、「真ん中」に置き去りにされる心配はない。
だって、もう答えはあるんだから。居るべき場所だって、あるんだから。

 この事は、「答えの出ない問題」を解きたかった私にとって、ときに凄くつまらないけど、ときに最高に安心できる事実となる。
 この世の中で一番遠いのは宇宙の果てなんかじゃなくて、他人同士の心と心の間のような気がしてくる時には特に。
 もしくは『立花隆秘書日記』を読んだ夜なんかは特に。
 

 でもね。
 やっぱり、いつまでもただ「安全な場所」に片足置いて、状態保持してても、つまんないかな、たまにはがむしゃらに暴れてみようかな、そんな気もした。
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by kirakirakiraku | 2005-03-06 06:45 |