お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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警察の世話になった夜~私の法医学的体験~

 大事件である。

 私にとっては重大事件である。


 飲み会も終わってブログも書き終えて、そこそこリラックスしながら部屋でくつろいでいた私に、胸騒ぎが突然起こったのは深夜十二時ごろであった。

 私の部屋は、大まかに言うと3部屋から成っており、私が居るのは一番奥の部屋であった。そこにはPCがあって、私はPCに向かってダラダラネットサーフィンをしていた。

 しかし。

 ある瞬間、いつも廊下から聞こえるよりも、やや大きい音で、玄関の方から咳払いが聞こえた。ゴホンゴホン。

 あれ、おかしいな・・・・??

 と思ったけど、心地よく休んでいるので、あまり動きたくない。ダラダラしながら部屋に居る。いつも音楽とかかけないので、音がない部屋。

 その後、1時を少し回った頃。

 ガサガサッ。

 音がした。玄関を入ってすぐのところにある、物置部屋の方から。まるで、部屋のドアに体がふっと触れた時みたいな、湿った音だった。おかしい。

 凄く不安になって来て、帰宅してからの行動を振り返る。
 ・・・・・・私・・・。帰宅してから1度もまだ、物置部屋に入っていない・・・?
 もしかして・・・誰かが物置部屋に、居る!?または帰宅してから物置部屋に侵入された!??他の部屋には、全て1回は入っていて、明かりもつけたので、誰もいないのは確認済み。ただ、物置部屋だけは・・・。扉を閉めたまま。11時くらいに帰宅してから、1度も中の様子を見ていない。

 思いついて、心臓が不気味に高鳴った。深夜1時33分。親は寝ている。でも親にしか電話することができないこの時間。事情あって、母とはここ数日、喧嘩していた。だからこれしきのことで電話はしたくない。でも、管理人さんは引っ越しちゃって電話番号わからないし、深夜だし、友達起こすのも悪いし・・・。しょうがない。母の携帯電話を鳴らす。母が、出た。

 「物置部屋から、変な音がするんだけど・・・。人が居るみたいな。咳払いの音も、いつもよりずっと大きい音がした。物置部屋のドアが擦れるような音もした。怖い。どうしよう」

 言う私に、母は最初はダラダラと対応していたが、そのうち冷静になって話し出した。

 「あなたの部屋の構造からいって、物置部屋に入れる経路は、玄関ドアを開けるか、廊下側の窓を開けて入るかだけ。帰宅したときに玄関ドアの鍵がかかっていて、廊下側の窓も壊れていなかったのを確認しているなら、誰かが現在物置部屋に居るとして、それは帰宅後に窓からこっそり侵入したことしか考えられない。もしすでに誰かが部屋にいるなら、今の電話の声や音を聞いて、もう窓からまた逃走したかもしれない。でも、万が一、人が侵入したとしたら、あなたが帰宅したときには壊れていなかった廊下側の窓が壊れているはず。物置部屋を直接開けて人と鉢合わせたら大変だ。だから、物置部屋の扉は開けないままで、電話と車のキーだけ持って玄関のドアまで走って一旦外に出て、廊下の窓が壊れているかを外から確認しなさい。それでもし窓が壊れていたら、とにかく自分の車まで走って逃げて、警察に連絡しなさい。

 だけど、私は気が向かない。深夜にドアを開けるのも怖いが、本当に物置部屋に、人の気配がする気がする。もちろん金目のものはないから、未だに居座っているとすればそれは異常者か変質者だろうけど、玄関のドアを開けるためには、物置部屋のすぐ横の狭い廊下を走り抜けないといけない。その時突然物置部屋の扉が開いて、変質者が出てきたらどうするのか。一番奥の部屋から玄関までの数メートルが恐ろしい。本当に恐ろしい。怖くて動けない。

 電話をしている間にも、「ガサ」「カサ」みたいな、人の気配を感じる音がたまに起こる。そのたびに、どんどんリアルさが増して恐ろしくなっていく。怖い。怖い。怖い。でもやっぱり、部屋に誰かが居るなんて信じたくはない。どこかで、嘘であってほしいと思う。

 そうやってグダグダ「怖い怖いでも外に出られない」と言って、電話をつないだまま一時間半のこう着状態が続いて、ついに時計は深夜3時を回った。しまいには父まで起きだして、とにかく玄関のドアを開けて外側から物置部屋の窓を確認しろ、と電話口の向こうでいいだす始末。私は一番奥の部屋に居るわけだから、接しているのはベランダだけであり、このままじゃ逃げ道がなくなるから、と。

 そして、犯人が居たらどうなるのか、散々具体的に状況を親に口頭で描写されて、恐ろしい気持ちが最高潮に達した頃、私は観念し、ポケットに車のキーと部屋のカギを入れて、親になんの予告もせずに(犯人に聞こえたら困るから)、電話をつないだまま突然一番奥の部屋からドアまで走り抜けた・・・!!!

 物置部屋の横の廊下を通り、もどかしい気持ちで玄関のカギを開ける。もしも窓が壊れていたら、全速力で階段を降りて、自分の車が置いてある駐車場まで走り抜けてにげなくちゃ・・・・!!!

 と、ドアが・・・あ、開かない!!

 おかしな力がかかっている。恐怖に全身が包まれる。
 
 外から誰かに押さえられている!!??

 と、足元に黒いものが見えた。四角いような・・・。ネコの死体?嫌がらせ?虫の塊??

 一瞬だった。

 目を凝らした。

 コレ・・・ひ、ひ、人の頭だ~~~!!!!


 「ギャ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!」


 叫んで、急いでドアを閉めて、カギをかけ、警察に電話した。あれは、あれは人の頭だ。間違いない。人の頭だ!!!

 その時私の頭にフラッシュバックしたのは、法医学の授業スライドだった。
 頭髪の短い、30~40代くらいの男性の頭!!顔は・・・見えない。でも知り合いじゃない気がする。何あれ!!!
 無意味に自分の部屋のドアの前に、人の体が横たわっていることがこんなに気持ちの悪いものだとは・・・グロ死体画像にも勝るとも劣らない気持ち悪さ。でもアドレナリン大放出の私にとって、もはやそんなことは関係ない!!

 警察に110番すると、すぐさま対応してくれて、警察官を向かわせるとのこと。ドアを開けたときの一瞬の感触で、とりあえずあれが死体ではないというのが分かっていたのと、ドアを開けてから始まった高いびきによって、彼が未だに其処に居ることはなんとなく感じられた。

 午前3時40分ごろ、警察官が到着。やはり私の部屋の前に泥酔した人が寝ていたとのこと。その人は同じアパートに住む人で、警察官がその人を部屋に帰して一件落着。

 つまり、説明する間でもないかもしれないけど、人は物置部屋には居なくて、咳払いの音は、うちの玄関ドアにぴったり体をつけて泥酔していたどこかの誰かの音だったからやけに近くて、そして彼が寝返りなどを打つたびに、ドアが擦れるような「カサ」という音がして、人の気配がしていたわけですね。玄関ドアを叩く人は居ても体を押し付ける人は普通いないから、その音も、物置部屋の音に思えたということだったわけで。

 とりあえず、これを書いている今はだいぶ気持ちも落ち着いて、日本に警察があることに感謝。しかし・・・。私のアパートはわかりにくいところにあるので、パトカーが迷ってしまい、警察の到着まではなんと、30分くらいかかった。これが救急車なら、もう患者さん死んでるかもよ、少なくとも重症化してるよ。

 この時間。ほんと長かった・・・。まぁ、警察官が来てくれたおかげで「横たわり男」さんは帰ってくれたわけだし、恨みや意図を持って私の部屋を狙って横たわられたわけじゃないなら、帰ってくれただけでもういいけどもさ。あ~、人の気配を感じ始めたときから、警察官が到着するまでの時間、ずっと、ほんとに、すっごい怖かった。ふう~。

 教訓:戸締りはしっかり。チェーンまでかけること。
     法医学の授業スライドは、リアルだ・・・。←実際に人が転がっているのって、
     あんなかんじだよ(当たり前だよね、写真だもん)。
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by kirakirakiraku | 2005-07-16 04:35 | 生活