お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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わたしのなつやすみ。

 ひと時の旅行も終わり、準日常に復帰した私。
本当に楽しい旅行だった。行けてよかったと思うし、またあの土地に行きたい。
その中で、何より今回の旅行でよかったと思うことは、喫茶店のよさを再認識したことかなぁ。

 私はあまり小さい店の開発が得意ではないし、車でも太い道ばっかり走っているので、地元の小さな喫茶店をよく知らないし、行かない。
 自分でお茶を沸かさずペットボトルのお茶を買うたびに「浪費」の罪悪感にちょっとだけさいなまれてしまうのに、わざわざ外で高いお茶飲むなんてねぇと思う気持ちもなくはなかった。
 でも、旅行先ではじめて、図書館とも違って、飲食店とも違う「喫茶店」に、思いっきり魅了されてしまったのだ。

 とは言え、今回の旅行で、純粋な喫茶店に入ったのはたった一回きりだった。某私立大学近くにある、明治時代からの古い喫茶店。入った瞬間には、全体的なくすみ感に「あ、まずい・・・」という気がしたのだが、すぐに、その予感は間違いで、古ぼけた空間が超落ち着くものだということに気がついた。
 そこにあるのは、人工的にぴかぴかした清潔さではなく、現代的なお洒落さでもないのだが、心の底が静かに、平らになるような空間だった。

 特にうれしかったのは、店員が放っておいてくれることと、BGMが無いこと。バタバタしていた毎日、企画書、予算、交渉、不安、いろんなことで追い詰められていた日常が次第に流れていくみたい。もてなしの心に溢れた旅館の一室に居るみたいな、無責任な安心感とリラックスがその喫茶店にはあった。

 なめらかにつやつやした喫茶店内の壁や柱を見ていたら、頭の中でぐちゃぐちゃしていたことがどんどんすっきりと片付いていく。「考える」ことに自然に集中していく。ああ私が欲しかったのはこういう時間だなぁと体で感じた。

 帰りの日、もう一度この土地に絶対来ると決めた私は、JRの駅構内にある本屋に向かい、観光雑誌のコーナーに立ち寄った。そこで、そこの土地についてのJRのキャッチコピーが乗っている本を見つけた。

 その本のページをぱらぱらとめくって、ある言葉に目が留まり心がひきつけられる。
 

 ”そうか「考える時間」じゃなくて、「考える場所」がなかったんだ。”


 うん、そうだったんだね。
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by kirakirakiraku | 2005-08-06 19:36 | 生活