お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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手のとどかない何か

 久し振りに今日、デスクトップのパソコンを立ち上げた。
 このデスクトップパソコンはずっと前からうちにある愛用品なのだが、試験勉強をする部屋と別のところにあるので使い勝手が悪くて、ノート型パソコンを購入してから、こっちのパソコンはほとんど立ち上げていなかった。

 ところで私、実はそろそろ、すぐに他人を家に招けるほど清潔に生活するため、色んなものを処分し始めようとしている。
 4年くらい住んで、私の、いいところも、悪いところも、全部ぐっちゃぐちゃに飛散してしまったこの部屋の状態は、他人を入れることができないほどに内面に直結しているから、たちが悪い。
 全部消し去って、やり直そうと思う。そういう心境なのだ。

 それはもちろん、パソコンの中身もしかり。
 久し振りに見た、長年使ったパソコンの中の、
 …溜め込んでいた画像、お気に入り、メールの山など。
 もう全部、「ゴミ箱行き」で決定したく思っている。
 
 ノート型パソコンは、新しいせいもあるけど、最初から学校にもって行ったりすることを考えて、できるだけクリーンで初期設定に近い状態に保ってある。が、デスクトップ型パソコンは違った。部屋に勝るとも劣らない散乱具合である。

 そこで捨てる前の鑑賞タイムとばかりにパソコンの「お気に入り」を見ていたら、昔の知り合いの日記へのリンクにたどり着いた。
 元気にやっているみたいだ、よかったな。
 私とはまったく違う社会人生活をしているあの人。
 彼にとっては、私が25科目連続試験に耐えようが、合格しようが不合格だろうが、宇宙の塵ほどにどうでもいいことだ。当たり前だけど。

 画像のフォルダを見てみれば、そこには、昔嫉妬して、憧れていたある人の写真が詰まっていた。
 これを集めたあの頃と今、まったく変化がない。
 私がどう変わっても、私と彼女の間にあるとてつもない距離は結局ちっとも縮まらないのだ。
 結局追いつけやしない。最初から負けている。


 最近、私は私の生活を、受け入れ始めていたと思う。
 試験には、いっぱい落ちたし、やっぱり心は落ち込んで、憂鬱だけど、それを少し前向きに受け入れたりしている。
 「医者になんてなりたくないし」っていう言葉を、他人に漏らすことも少なくなったと思う。
 今なら、現状への不満とか、尊大な欲望とか、押し隠してゴミ箱行きにできるだろうなという淡い期待があったのは間違いない。

 なのに、「あの人たち」の存在は、久し振りに見返すとあまりにも大きかった。
 100人きりの集団の中で、試験の結果に一喜一憂して、医者になることをひたすら目指している、そんな自分を突然外から見せられた気がした。
 私は本当は何が欲しいのか、一瞬、さっぱりわからなくなる。


 このままじゃあ家に人を呼べないし、多分私はなんだかんだ言いながらこの春、部屋とパソコンに詰まったおおかたのゴミを捨て去ると思う。
 そのくらいの決心はあるつもりだ。

 だけど、あの人の日記へのリンクや、あの画像フォルダなんかは、まだ消せないんだろうと思う。
 何故だか分からないけど、それらにまつわる非常に一方的な自分の感情を、まだ整理できないからだ。捨ててしまったら、激しく後悔するような気がして怖い。

 私はいつああいうものを、切り捨てればいいんだろう。
 捨てて見返すことがなくなったら、多分私は永久に脳の奥に記憶を凍結させて、引き出すこともしなく(というか、出来なく)なっていくだろう。
 そうしたら、ラクになって、小さな幸せと現実を噛み締めることができる人間に、なれるかな。
 そういう予感がしないでもないんだけど、よくわからない。
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by kirakirakiraku | 2006-02-10 00:47 | ひと