お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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有料道路女、奇跡を逃す

今日はポリクリ第一弾、「病理」が終了した!!
最後の症例発表は準備段階までがとても疲れるものだったが、終わった瞬間には反動で激しくハイテンションになった。普段から喋りまくって五月蝿い私は班員4名から
「きらくウゼ~」
と思われていると思うので自重しているつもりだけど、今日ポリクリが終わった後には特に自分でも反省するほどギャ~ギャ~下らない事をわめいていた気がする。それだけ解放感があったんだけど…スミマセン。
ポリクリって朝から夜まであって疲れるのは勿論だけど、私は解剖の類が非常に苦手なので、病理の症例検討で臓器などを見るのが苦痛だという意味でもつらかった。症例検討会で教授が魚の切り身を見定めるように臓器を手に取るのを見ても、シュール過ぎて気が遠くなりそうだった。私たちの症例発表を見て下さった病理のA教授は相変わらずかっこよくて知的で同じ部屋に居るだけでステキトキメキだったけど、残念ながら私は病理医には向いていないだろうと思う。
今回の二週間には、一度も剖検がなくて本当によかった。剖検があるとご遺体の病理解剖を見なくてはならないから、ホルマリン固定された臓器を観察するよりさらに精神的にきつかっただろう。手術はまだいいんだけどな…。「助ける」っていう目的がはっきりしているし、「助かるかもしれない」という希望があるので。


で、ポリクリが終わった後は、一人でハイテンションのままに車を4時間ほど走らせ、自由なドライブを楽しんだ。だけど長時間車をすっ飛ばしていたら「マイ・ロングドライブコース」を網羅してしまい行くところがなくなったので、新しいドライブコースを開拓するべくいつもと違う道も通ってみた。すると、知らないうちに有料道路に入り込んでしまった。

田舎の有料道路には、普通道路が混んでいないのだからわざわざ差別化する意味もないのにお金をとるという無意味な事態が往々にして起こる。
その上気付きにくい形でドライバーを有料道路に導いておいて、突然「料金所 500m先」みたいな看板を出してきて、気付いたときにはもう引き返せないようにしていたりするのだから全くけしからんのである。

でもまぁここで「有料道路だなんて聞いていない、訴えてやる!」とかゴネるほどの気力はないのでいずれ払う結末となるのはわかっているつもりだったけど、ちょっと納得がいかない気分にはなる(有料道路の料金は200円で、大して高くはない)。そこでふと見ると、料金所の手前の路肩に若葉マーク付きの黒い軽自動車が停まっていたので「いずれ料金を支払うにしても、せっかくだから2分くらい悩んでみよう」と思いその車の後ろに停車して小休憩をとることにした。

すると突然、前に停車していた黒の軽から、若い男の人が降り、私の車の窓に接近してきた。

私の脳裏に、昨日見た「死にたい人にお薦めの危険な街ヨハネスブルグ」の文字がよぎる。このページは、ちょっと鬱になってGoogleさんに「死にたい」と入力してみた時に偶然見つけた。このページによるとヨハネスブルグでは、携帯電話を持たずに車が故障したら、それは死を意味する…らしい。ヨハネスブルグは治安が悪すぎるので移動は車が基本なのだが、もし突然車が故障してしまって助けを呼べなかったら遅かれ早かれ強盗に襲われて、身ぐるみ剥がれるような恐ろしい土地だから、ということらしい。

しかし男の人が話しかけようとしてくるので、「ここは日本だしな…」と思って私はうかつにも車の窓を開けた。すると私は銃を持った数人の男に取り囲まれ、



























なわけはなくて、彼が話しかけてきた。
「俺、知らなくて迷いこんじゃったんですけど、これ出る方法ないっすかね・・・」
私は答えた。
「いや、私も実は迷いこんだんですよね~。もうここからバックするのは無理ですよね?向こうの路線にも行けないし。あとは、あそこの料金所で”迷いこんだんですけど”って言ってみるしかないんじゃないんですか」

彼はなかなかのイケメンだった。中の上くらい。でも雰囲気がダメ男っぽかったので、私は、マイ・コメントを聞いてもまだウダウダと逡巡している彼をおいてさっさと料金所へと車を移動し、「迷いこんじゃったんですけど戻れませんか」と訊いてみた。すると、迷い込んだという言葉に飽き飽きしているような顔で係員は、「戻れますよ、でもお金払ってください」と言う。もうちょっと話しを聞いてみても、今まで走ってきたところが有料道路だったのかこれから走るところが有料道路なのかさえよくわからなかったけど、後続車がどんどん溜まってきて係員もイライラした顔をするので、もうおとなしく払うことにした。

若葉マークの彼はまだ車を停めて迷っているようだったが、私はそのまま走り去った。

しかし、車を走らせていた私の頭にある考えが浮かぶ。


1.あの男の子に親切にしていたら、「電車男」ならぬ「有料道路女」として、萌え~な出来事が起きていたかもしれない
     ↓
2.仮に彼を「エルメス」に対応させ「ダイハツ」と呼ぶことにしよう。
     ↓
3.「戦況報告:よく話を訊いてみると彼は200円持っていなかったから困っていたみたいです。気分も良かったし、返ってこなくてもいいと思って200円を貸してあげることにしますた。そしたら連絡先を聞かれて…一応教えたら、今日彼からティーカップの箱が届きますた!!!カップの裏には”ダイ・ハット・スー”って書いてあるけど…」
     ↓
4.(もしかしてそれはDAIHATSUのティーカップのことか!?それは脈アリかもしれんぞ!との掲示板書き込みなどがあり、次第にその気になっていくきらく)
     ↓
5.「めし どこか たのむ」
     ↓
6.キター(ダイハツと恋をし、洗練されていくきらく)


…。
…。

…。
うわ。あり得ないぃぃぃ。

私は女だから、今まで「電車男」を女性の目線、即ちエルメスの目線で見ていた。そうやって見てみれば、「電車男」は結構普通のラブストーリーだった。しかし、いざ電車男の立場になってみると、風景はがらりと変化するという事に気付いた。キモヲタというハンデを抱えながらもエルメスをゲットするなんて、やっぱり電車男は凄い。「電車男」は奇跡のラブストーリーだったのだ。
今風の若者が、ホルマリン漬け臓器くさい白衣を着た地味女に、そうそう優しい恋のレッスンをしてくれるわけないじゃないか。純愛なんて炎症巣の好中球みたいにどこにでも沢山落ちてるわけないじゃないか。現実とはそういうものだ。鬱だなorz。

私のテンションは急激に下降した。最近私にとって、「彼氏不在問題」は大きな悩みなのだ。うちのポリクリ班メンバーは恋人所有率が高いから、自分が独り身だということになんだか焦りを感じちゃうのだ。ああ彼氏欲しい。でもどう探してみても、出会いとか恋に落ちた瞬間とかそんなもんポロポロ落ちてるものじゃあ無い。
どうしたら彼氏できるんですかね~。

帰宅してから電話でそのことを男友達に愚痴ったら、
「28歳になってもお互い相手がいなかったら結婚してやるから、落ち込まないで頑張って探せ」
と言われてしまった。あのお調子者め。もてない女を下手に励ますと、後悔するんだってことをわかってないな。

は~ぁ疲れた。寝よ寝よ。
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by kirakirakiraku | 2006-04-15 01:09 | ひと