お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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監視社会

「きらくちゃん、実家のそばの病院受けないの?」
と、よく訊かれる。

「うん、受けないよぉ」
と適当に言う私だが、そこには深いワケがある。

プライバシーの死守

が、その理由である。

長期の休みともなると、実家帰りを好む人がいる。
よほど幸せな家庭に育ったのだろうとうらやましくなる。

私の実家は、アメリカ国防総省も真っ青の監視社会である。
先日も、部屋に置いておいた紙袋の中身が全部漁られ、母親の言うところの「厚意」によって中身は冷蔵庫に移動されていた。

つまり、誰の所持品であろうとも、部屋に持ち帰り、部屋にいない間に置いてあるものは、全部見られて当然というスタンスである。
下着一枚、化粧品一個、雑誌、メモ、トランクの中、全てに至って細かく細かくチェックされている。
時には封の空いていない手紙やカバンの中など、表面に出ていない部分も漁られる。
全ては「愛情」という名のもとに、諜報されているのだ。

例えば大家族に育つと、そういうことに抵抗感はなくなっていくのかもしれない。
年下のきょうだいが自分の引き出しを漁ったり、また逆に自分が誰かの引き出しを漁ったりをしながら、それを好意的に受け止めて持ち物を共有したりするのかもしれない。
しかし、私は一人っ子で、おまけに親から絶えず監視を受けてきた為、自分の空間を犯されるのは何より大キライだ。
好きな友達でも滅多に家に招かないのは、私の部屋が樹海のように汚れた空間であるというだけでなく、プライベート空間は誰にも見られないよう死守したいと思っているからでもある。

そして私の部屋を漁った結果、得られた情報をもとに、母親の価値観に合わないものが見つかった場合、怒られたり責められたり嫌味を言われたりヒステリーの餌食になったりするというオマケまでついているのだ。
そのような前提があるため、もう絶対ぜったい、母親が気楽に近寄れる場所で研修医なんかすることは墓穴コースであり、避けるべきと本能的に私は感じ、実家が存在する県の病院は見学すらしたこともない。

今の実家には、見られたら母親を刺激しそうなものは極力持ち込まないようにしているから、この程度で済んでいるのだ。
研修医してて忙しいときに部屋にガサ入れに入られたら、絶体絶命である。
「やめてくれ」と言って止むワケがない。
二十数年間、止まなかったのだから…。

…ということで、現在やむを得ず実家に長期滞在し、炊事や家事の心配がないという点では利益を得ている私だが、毛が抜けそうなくらいのストレスも同時に享受している。

母親も、たまに会うだけなら、いいんだけどね。
心の底からキライなわけじゃないしね。
好きは好きだけど。

…アクの強い家族を持つと苦労します。
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by kirakirakiraku | 2007-08-27 23:34 | ひと