お気楽に、きらきらしたものを集めます。管理人名前=きらく。かわいいグッズに目がない。一応大学卒業が決定したらしい。


by kirakirakiraku
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お見合い

お見合い、とも表現される、医学生の就職先決定法、マッチング。

自分が一番相手を好きだと思っても、相手に好かれなければダメで、
相手が自分を一番好きでいてくれれば、別の人に断られ断られ断られ…の後でも相手が決まることもある。

しかし、よく「マッチング登録の段階では、いきたくない病院は絶対に書かないように」などと言われるが、それも結構、難しいものだ。

どうせ相手(=病院)だってそれなりに見栄張ってるわけで、1回や2回会った上で周りの評判を聞いて回ったくらいでは、相手が運命の相手か、またはブラックジョーカー(大はずれ)か、確実には判断できない。

あまり行きたくないのに願書を出した東京の病院が、思ったよりもさらに不人気で、今年は応募倍率2倍(募集2人に対し4人しか来ていない、しかもそのうち1人は別の病院に内定している)だなんて話を聞くと、
「この相手を一番に選べば…就職確率大幅アップってことよねッ…」
なんて下心が出てきて迷ったりもする。
絶対就職(=結婚)したいなら、妥協を重ねるのもまた方策のひとつ…と弱気になる瞬間だ。

そんなわけでまた吟味を始めるわけだが、ひとつひとつ、候補となる病院を男性に置き換えてみると、なかなか面白い。

地方の民間病院A。当直月8回必須。激しい救急を売りにしている。給料がわりといい。
→田舎で農家をやってるAさん。農家の嫁としてきっちり朝から晩まで仕事を手伝ってほしいと言われている。職業上のスキルはきっとよく身に付くし、土地があるし資産もそこそこ…でも嫁ぐには体力面の不安があるのよね、見知らぬ土地で体壊したらつらいしなぁ。
Aさんコメント:「おらさ村きてくれ」

都会の名門大学病院B(学歴ロンダリング可能)。給料激安、雑用多い。
→都会のエリート会社員で…でもお金はなくて…仕事は凄く忙しくてストレスも溜まる上に雑用ばっかり…でもお友達の輪も広がりそうな社交的な性格で、将来性と名誉の点では抜群なのよね、Bさんって。
Bさんコメント:「今はつらい思いさせるけど、将来の幸せはお約束します」

・都会の公立病院C。給料は並み以下。仕事内容は至って平均的。伝統はある。
→都会在住の公務員のヒトで…お給料は安いらしいけど、まぁ土日はわりとゆっくりできるらしいの。手堅い普通の人ってイメージね。ただ、なんかやたらとモテるらしくて。そんなものかしらね。
Cさんコメント:「どの子にしようかな…」

都会の名門民間病院D。給料もそこそこ。実力がつくとの評判。
→都会の新興勢力として名を馳せているやり手実業家。顔もイケてる。モデルや女優などからもラブコール、滅茶苦茶モテている。
嫁としてもらえるお給料が凄く高いわけじゃないしそりゃ忙しい日もあるみたいだけど、名誉もあって仕事のスキルも身に付くみたいだし、ちょっと憧れちゃうな…。でもやっぱり、私には高望みすぎかも。身の丈に合ったお見合いをしたいから、お断りしとく。
Dさんコメント:「優秀な人であれば、ウエルカムです」

僻地民間病院E。給料激高、教育体制不明、とにかく必死で研修医募集中。
→人より牛が多い地方に住む酪農家。仕事を手伝うこともない、嫁に来てくれればそれだけでいい、毎月それなりの額のお小遣いはあげます、とのこと(本当か?)。
ただ、世間話を振ってもとにかく「嫁にきて欲しい、婚約(内定)確実」を繰り返すあたり、必死すぎてちょっと引いてしまうかも…。
Eさんコメント:「お見合い会場までのタクシー代と宿代、全額出しますから会って下さい、会ってくれれば即日婚約できます」

な~んてね。
あ~っ、難しいなぁ。

選べるだけでなく、選ばれる立場でもあるというのは、なんと難しいことか。
バランス感覚が問われます。
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by kirakirakiraku | 2007-08-31 15:33 | 生活

あっという間

ふと気付いたら、世の中ではのび太みたいな子が夏休みの宿題に追われるシーズンとなっていた。
それすなわち、夏休みも終盤戦ということ。

私の夏休みは就職活動に始まり就職活動に終わるが、今日は久しぶりの中休みだった。

よって、髪を切り映画を見て、アイシャドウの新色などをひやかし、無印良品のおやつを買ってぶらぶらしながら家に帰った。
近所の薬屋が閉店セールをやっているので、少しは美肌にならないかなぁなどと期待しつつ大瓶のビタミン剤を買ってしまった。
美容院で髪が痛んでいると言われたので、トリートメントも買った。
オマケに調子に乗った私は、3,000円もする足の角質取り刃物みたいなやつまで買った。

散財した一日、である。

今日嬉しかったことは、ハジけた格好をして美容院に行ったせいか、若い雑誌を持ってきてくれたことである。

美容院では、お客さんがカットの間に読めるよう、それぞれのところに雑誌を何冊か持ってきてくれるのだが、そのセレクトは美容師さんの独断によってなされるため、自分の見た目年齢を示す重要な指標であると私は考えている。

以前ショックだったのは、「女性自身」「きょうのおかず」みたいなラインナップの、いかにも「ヒトヅマです」「ミセスです」みたいなのばかり三冊持ってこられた時だった。

ところが今日はなんと、「ViVi(ギャル寄り)」が混じっていた。私もギャルと認識されたのだろうか!?素晴らしい。
あと二冊も、なんかロハスでヒッピーなかんじのと、髪型のカタログみたいなのだった。
いいじゃんいいじゃん、と思った。

自分が着るファッションの嗜好としてギャル系は全く好まないので、バラバラ飛ばして見ていたらすぐ読み終わってしまったんだけど…。
「低スペック男を愛すという生き方」
みたいな記事があって、それには笑ってしまった。

ノリカの旦那とか、辻ちゃんの旦那みたいな、収入やら身長やら学歴やらが低くてもいいから、人間力が高かったり、セックスが上手だったり、ルックスが良かったりという男を狙うことらしい(あくまで記事がそう言ってたんですよ、念のため)。

確かに~、そういう男性は魅力的だよね。
私も最近、文房具屋の店員(半ばフリーター、顔は普通、メガネ、でも趣味が合って、やさしいタイプ)などと恋に落ちたいとか、考えていたところだ。
な~んだ、みんな大体同じこと考えてるんだな(クスクス、でもちょっとチェッ…)、と思った。


あ~、夏休みっていいなぁ…。
ずっと夏休みだったらいいのに…。
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by kirakirakiraku | 2007-08-28 23:56 | 生活

監視社会

「きらくちゃん、実家のそばの病院受けないの?」
と、よく訊かれる。

「うん、受けないよぉ」
と適当に言う私だが、そこには深いワケがある。

プライバシーの死守

が、その理由である。

長期の休みともなると、実家帰りを好む人がいる。
よほど幸せな家庭に育ったのだろうとうらやましくなる。

私の実家は、アメリカ国防総省も真っ青の監視社会である。
先日も、部屋に置いておいた紙袋の中身が全部漁られ、母親の言うところの「厚意」によって中身は冷蔵庫に移動されていた。

つまり、誰の所持品であろうとも、部屋に持ち帰り、部屋にいない間に置いてあるものは、全部見られて当然というスタンスである。
下着一枚、化粧品一個、雑誌、メモ、トランクの中、全てに至って細かく細かくチェックされている。
時には封の空いていない手紙やカバンの中など、表面に出ていない部分も漁られる。
全ては「愛情」という名のもとに、諜報されているのだ。

例えば大家族に育つと、そういうことに抵抗感はなくなっていくのかもしれない。
年下のきょうだいが自分の引き出しを漁ったり、また逆に自分が誰かの引き出しを漁ったりをしながら、それを好意的に受け止めて持ち物を共有したりするのかもしれない。
しかし、私は一人っ子で、おまけに親から絶えず監視を受けてきた為、自分の空間を犯されるのは何より大キライだ。
好きな友達でも滅多に家に招かないのは、私の部屋が樹海のように汚れた空間であるというだけでなく、プライベート空間は誰にも見られないよう死守したいと思っているからでもある。

そして私の部屋を漁った結果、得られた情報をもとに、母親の価値観に合わないものが見つかった場合、怒られたり責められたり嫌味を言われたりヒステリーの餌食になったりするというオマケまでついているのだ。
そのような前提があるため、もう絶対ぜったい、母親が気楽に近寄れる場所で研修医なんかすることは墓穴コースであり、避けるべきと本能的に私は感じ、実家が存在する県の病院は見学すらしたこともない。

今の実家には、見られたら母親を刺激しそうなものは極力持ち込まないようにしているから、この程度で済んでいるのだ。
研修医してて忙しいときに部屋にガサ入れに入られたら、絶体絶命である。
「やめてくれ」と言って止むワケがない。
二十数年間、止まなかったのだから…。

…ということで、現在やむを得ず実家に長期滞在し、炊事や家事の心配がないという点では利益を得ている私だが、毛が抜けそうなくらいのストレスも同時に享受している。

母親も、たまに会うだけなら、いいんだけどね。
心の底からキライなわけじゃないしね。
好きは好きだけど。

…アクの強い家族を持つと苦労します。
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by kirakirakiraku | 2007-08-27 23:34 | ひと

ボロ泣き

一週間連続でマッチング試験の今週。
来る日も来る日も就活スーツで愛想笑い。

週後半の今日はさすがに疲れてきて、事態は消化試合の様相を呈してきた。

しかも悪いことに今日は、願書を出してから見学に行き、見学して初めて自分の希望とはかなり違うとわかってしまった病院の試験日だ。
東京マッチの可能性を上げるため一つでも多く病院を受験しようとして、願書を先に出すなんて邪道なことをしたのが完全に裏目に出た。
そもそも最初のスクリーニングでは除外した病院だったのに、知り合ったばかりの人間の意見に流されて願書を出したのも良くなかった。
あぁ早まったなぁと後悔しきりである。

そんな事情で、ただでさえ疲労が溜まっているのにマッチング登録する気がない病院のために半日費やすほどのやる気も体力もほぼ残っていないワケで、最後まで試験辞退の電話をかけるか迷いながら、やっぱり申し訳ないので断りきれず家をでた。

気合いを入れる本命病院の場合は準備が遅いのに、今日はテキトーだから身なりを整えるのが早く終わってしまった。
予定の電車までまだ時間があるので駅のコンビニに寄り、お茶と昆布を買った。
なんとなく体がふらふらして血が薄いような気がしたが、甘いものやご飯を口に入れる元気もないので昆布。

自分のことを、ストレスが溜まると過食に走ると思っていたが、それも場合によるらしく、ここ数日食欲がめっきりなくなった。

本命病院の場合は行きすがらも願書のコピーや参考書を見ているが、それもやる気がない。

本屋に寄り、読みたかった漫画を買った。
「働きマン」の4巻(講談社)だ。

電車に乗り込み、席を確保して、投げやりな気持ちでページを捲った。
そしたら予想外に面白くて、夢中になって、向かいの席に人がいるのにボロボロ泣いてしまった。
安野モヨコ、やるなぁ、と。

はぁ、涙が流れ出たらなんか体調良くなった、気のせいかな。

あと数分で病院の最寄り駅。
いかなきゃいけない、マッチング。

テキトーに頑張ってきます。
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by kirakirakiraku | 2007-08-26 11:52

ひかりが ふる

朝、最後の願書を出しに郵便局の本局に車を走らせた。

徹夜で書き上げた願書を無事速達書留で出したあと、ふと空を見上げると

天気雨

が降ってきた。


きらきら朝日に照らされて綺麗なあめ。

願書…この地方の病院のは、結局ひとつも出さなかった。

こんなに素敵な、土地なんだけどな…。

明日から始まるマッチングラッシュ第二幕のことを思うと、

ちょっと憂鬱なんだけど、

どうして、この土地を愛して、ずっと居続ける気になれないのかな…と

自分のことを改めてバカだなぁと思って

でも

今日発つ予定の飛行機に乗り遅れないように

いそいそと準備を始める自分です。
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by kirakirakiraku | 2007-08-16 07:16 | 生活

久しぶりに

今日、久しぶりにファッション雑誌を買った。
低学年のころはけっこう買っていたのだけど、学年が上がると
ポリクリになってしまい、病院にきれいな服を着ていくこともできないし
デートもないし、スカートはけないしで
もうどうでもいいって思っていた。

でも、夏休みになってみて…
色んな人と会う機会もあるし、
病院に通ってた格好で出て行くと印象悪いなぁと思い始めた。

マッチング、マッチング、国試!みたいな時期だけど、
実習がなくなったからこそ生活をゆっくり楽しむ時間も少しつくれるし。

大学卒業したらきっと、薄汚れた研修医になって、オペ着の上に白衣着て
そのへんのソファーで寝てるから。

今はちょっと、最後に青春らしく!ってことで、おしゃれしたい気分です。
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by kirakirakiraku | 2007-08-12 03:23 | 着る

ありがとう さようなら

以下、今日見た夢の話。


今日、旅先で、彼氏と正式に別れた。

昨日から私は、彼が住む土地にきていた。
本当はもうこの地には近寄りたくなかったが、きっと数ヶ月後も2人はうまくいってると思って入れてしまった予定に縛られて、仕方なくやってきたのだ。

-せっかく来たのに会えないの?-

彼には何度も電話でそう言われたけど、単に会う気がないだけだと明らかにわかるテキトーな理由を述べて、受話器の向こうで沈黙してやり過ごした。
彼は怪しい私の言い訳の真偽を追及せず、仕方ないねと言って電話を切った。

近頃では、彼からかかってきた電話をわざと無視したりしていたから、さすがに彼も私の気持ちに気づいてたはずだ。
騙しだまし続けてきたものの、関係がすっかり末期なのは明らかだった。

しかし、白黒ハッキリさせたい性格の私のこと、もやもやしたので今日電話をかけ直し、会えないんじゃなくて会わないのだ、私達はもう上手くいかないと思う…と告げた。

彼は、僕もあなたとは長くは続かないだろうなと思ってた、と言った。

私達はオトモダチに戻ることになった。


…彼のことは本気で好きだった。
まぁよくあることだけど、惚れた時は運命の人を見つけ出した気さえした。

でも、好きで大事だからこそ理想の恋愛にしたくて、無理をしすぎた。
恋人なんだからお互いを頼りながら求め合う関係でよかったのに、カッコ良く付き合いたくて、一切借りを作りたくなくて、弱さを見せたくなくて、潔癖なフリをしたくて、
結果として彼を遠ざけた。

例えば社会人と学生の遠距離恋愛なのに交通費は一切いりませんと言って一円も受け取らず、付き合って間もないんだからと言って彼の部屋にも泊まらなかった。

そんな事をするから当然、彼に会う度に宿泊費と交通費が家計に重くのしかかったが、お金のかかる女だとか軽い女だとか思われたくないという理由(思い込み)の為に必死でやせ我慢をした。

でも、結果として導いたのは2人の間の変なよそよそしさ。
馬鹿みたいだった。


また、彼は、仕事が忙しいと言ってあまり私とのコミュニケーションに時間を割いてくれなかった。
まぁ就職したての一番落ち着かない時期に付き合いだしたのも悪かったが。

遠く離れて、寂しくて甘えたいときにメールを送っても返事はこなかったし、長電話もできなかった。

そうこうしているうちに私の方もだんだん「いま寂しい」と主張すること自体が虚しくなり、日常の瑣末な出来事をいちいち説明するのも気が引けてしまって、近くにいる優しい人に気持ちが移っていくのを止められなくなっていった。

スーツケースを抱えて駅の階段をのぼらなくても毎日のように会えて話ができる友人
交通費や宿泊費を支払わなくても気軽にご飯を食べに行ける友人
たまにしか会えないけど頻繁に長電話して下らない愚痴を言いあえる数年来の友人
新しく病院実習中に知り合った友人

どの人も一緒にいたり電話したりすると彼氏に会えない寂しさが紛れるからと、どんどん約束を入れていたら仲良くなって、そうしているうちに当の彼氏の存在が必要なくなってしまった。

その程度といえばその程度の愛情だったんだろう。
代わりのきく関係だったんだろう。

でも一度は将来まで真剣に考えた彼氏が、自分好みのタイプであることには変わりない。
彼に最後に会わなかったのは、彼の顔をみたら、きっとまたやり直したくなるからでもある。


用事を終えこの街を離れるため駅のホームに降り立った時、脳裏に染み着いた思い出が蘇ってきてつらかった。

以前は、彼に会えるのが嬉しくて嬉しくて、めいっぱいお洒落してやってきたこの街。
待ち合わせの前には何度もメイクを点検したなぁ。
彼との新しい生活をここで送るんだと決めて、乗り込んだローカル線。
秘密基地みたいに特別だった彼の部屋。
本棚に並ぶ本の趣味がとくに好きだった。
勉強熱心で頭が良くて博識な人だった。
分厚い洋書の医学書が何冊も、幅広い分野に渡る興味深い本たちと共に、間接照明に照らされて並んでいた。

ある日突然、まるで私にはその部屋に入る権利が当然あるかのようにポンと渡された合鍵も、郵送で返そう。
なくすのが怖いから肌身離さずで、ポリクリをするときも白衣のポケットに持ち歩いていたけど、少し身軽になるなぁ。

別れ際は離れるのが嫌だから、ダラダラしがちだった私達。
指定席券を買った新幹線を逃してしまい、自由席がいっぱいで座れなくて、数時間立ちっぱなしで家に帰ったときもあった。
けど、私はその時幸せだったから全然つらくなくて、ずっとニコニコしてた。

あの幸せは今はもう見えない。


私達はただのオトモダチになった。

彼にはすぐまた彼女ができるだろう。

年齢的に、次は結婚もしてしまうかもしれない。

でも…、これでよかったんだと思う。

思い出に引きずられて別れを先延ばしにしても、結局上手くは行きそうにもない。

だから先に進むしかなくなってしまった。


沢山の幸せをありがとう。


さようなら。





以上、今日見た夢の話。
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by kirakirakiraku | 2007-08-05 02:21

涙の顛末

クリクラをサボりまくっていてこんなことを言うのはなんだが、今日は大変な1日だった。

いちいち書くと長いから省くが色々起きた。

最後のクリクラを終えたっぽいかんじで(特に実感もなかったが)帰宅、昨日今日と起きたことを思いながらまたしてもプチ鬱な気分になり、最終の羽田行き飛行機に乗り込む準備をして、空港に向かう時間まで少し余裕があったのでボーっとしていたら、突然涙が溢れてきた。

なんかわからないけど、どうやら抱えた課題が知らないうちに自分のキャパを超えていたらしい。


もう限界だよ、もう無理だよ…


という言葉が口をついて出た。
誰も居ない部屋で、ぼたぼたと涙をこぼした。

正直、もう飛行機に乗りたくなかったのかもしれない。

でも、いかなくちゃ…。

20分ほど経っただろうか。

流石に飛行機に乗らないのはまずいので、涙も自然乾燥のまま、のろのろと携帯をとり、タクシー会社に電話をした。

「空港まで一台お願いします」

…気まずそうな、しばしの沈黙。

「すみませんねぇ~、ちょうど今、まとめてタクシーが市内に出ていきまして、30分はかかります」

えぇぇ。


いつもなら呼んで三分でくるタクシーだから完全に油断していたが、チェックインまでの時間はギリギリで、しかも乗る予定の便は最終便で振り替えがきかなくて、明日は病院の試験なのにタクシーがこないとは。
泣いてる場合じゃなかった。

ピ ン チ !

もちろん公共交通機関なんてアテになりゃしないド田舎のこと、こうなると急いで心当たりのある友人に電話をするしかない。

近くに住んでて、同級生がみんな忙しい今の時期でも頼んだら来てくれる可能性がある人…

真っ先に浮かんだのは、かつての研究仲間、Yの顔だった。

彼ならば、来てくれるかもしれない…。

指が焦りで滑りながらもアドレス帳を繰る、
そして電話がつながり…
すぐに、きてくれることになった。

よ、よかった…orz

しばし待機して、迎えに来てくれたYの軽自動車に、急いで乗り込んだ。
奇しくも数ヶ月ぶりの再会。

車は、走り出す。

この軽自動車は、Yと私の共通の先輩がYに激安で譲ったものだった。
とはいえその先輩はとっくに卒業して社会人数年目である。最近は顔も見ていないしどうしているのかもわからない。

そしてYと私の共通の知人は他も皆社会人となり、就職を期にこの土地を離れていった。

大学院に進んだため1人でこの地に残ったYと、六年制大学のためまだこの地に残っている私。

「そういえば、み~んなバラバラになっちゃったね、寂しいね」

残された者同士のような奇妙な連帯感が車内を包んだ気がした。

「きらくさんも、東京行くんですか」
とYが言う。

「東京に行ける保証はないよ。全滅して戻ってくるかも」
と答える。

「ま、なるようになりますって」
とYが言う。
「今日だってタクシーなかったけど、こうやってなんとかなったじゃないですか。
色々あっても、きらくさんはまだ、運に見放されたわけじゃありませんよ。」

会話のひとつひとつが、心の傷を守るばんそうこうみたいに気持ちに吸い付く。
この前親友に励まされたばかりでもう今日凹んでいる私だったが、また友人の言葉に救われた。

車は滑り込みで空港に到着し、私は羽田行きの機内に走り込んだ。
予定通りの時間に搭乗、いざ羽田へ、である。


泣かない強さがあるに越したことはないけど、泣いたあとタクシーに1人で乗り込むよりは、友人の車に乗ったほうが結果的には良かった気がする。

家を出る前に、自然乾燥した涙の筋の上から応急処置でファンデーションを塗りたくった顔も、外から見れば普段となんら変わり無い。

遠回りしたって、涙の筋をファンデで隠していたって、なんとかなるのだ。

明日からの面接ラッシュも、涼しい顔して受ければいい。
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by kirakirakiraku | 2007-08-01 13:27